マウンティンビーのスプーン作り

マウンティンビーは従来の木工とは少し違って伐採から始まります。生木を加工するグリーンウッドワークという手法を用いて木工製品を作っているのです。

削って作ります

鉈と呼ばれる大きめの刃物でザクザクと造形を進めます。木を打ち割るようにして木の中から全体の形を取り出して写真の真ん中くらい状態になります。そのあとは彫刻刀を使って、すくうところを彫り、柄を細くしていきます。彫り上げて表面を滑らかにしていきます。

ちょっと磨きを入れてこんな感じで造形は仕上げになりますね。本当は研磨したくなくて彫り仕上げにしたいのですが全体のデザインの見直しと技術的な所があるので練習中なのです。彫刻スプーンシリーズも開発が進んでいますのでもう少ししたら皆様のもとにお届けできそうです。

彫ったら煮ます

彫って仕上がったら煮ます。加熱処理によって殺菌処理が行えるのと、樹液が写真のように出てきますので性質の均一化や強度を上げる意味で行っています。桜のスプーンを煮ていますので赤身が強い煮汁が出ています。この工程はいい匂いがします。このような処理を行う事で本体の芳香も強くなります。

煮た後は干します。完全に乾燥するまでしっかり干しあげてから、柿渋を塗ります。これは防カビ、防水の目的です。そのあとにはミツロウオイルを塗って仕上げになります。これが一連の流れになります。

彫って、煮て、乾かして。

性格的にややこしいのが苦手なのと、シンプルなのが一番いいかなと思っているので、簡単に作る方法を研究しています。切ってから皮をむいて形を整えて煮る。なんとなく料理の工程で、木工というよりかは筑前煮を作っているぐらいの感覚で作っています。食品も食器も口に入れるものなのであれこれと触りまわらずシンプルに。一汁一菜みたいな木工品を作るように心がけているのです。

そんなスプーンはCreemaとかで売っています。大分県内では別府トキハさんとかで売り場があります。オーダーもご気軽にどうぞ。料理感覚なのでその辺もご気軽に~!